採用コラム

年末恒例イベント年賀状コンペ

EVOWORXでは、年末恒例イベントとして、社内年賀状コンペが開催されます。デザイナー全員が年賀状デザイン案を制作し、社員全員の投票でその年の年賀状を決めます。

普段の仕事でもデザインするものはWebだけに限らず、名刺やプロダクトなどのデザインなど、幅広い分野に携わる機会があります。特に自社の年賀状制作では、与えられたお題をもとにデザイナー全員がデザインをするため、単なる年賀状作りに留まらず、お互いを刺激し合う場となっています。

今回は、そんな年賀状の制作秘話についてをご紹介します。

デザイナーMTGにて認識のすり合わせから

デザイナーMTGにて、メインデザイナーからデザイナーに向けて年賀状制作の概要を共有します。

サイズ・予算・デザインの要件について説明。

2024年の年賀状の要件は以下のとおりでした。

デザイン要件

  • 2024年の干支は辰(※干支にとらわれなくても構わない)
  • wanko事業部と合同で制作(※犬の事業とわかるような要素も入れる)
  • wanko nowaのロゴを入れる

2024年は例年と違ってワンコnowa事業の要素を取り入れながらデザインをする要件が加えられました。

年賀状制作が初めてのメンバーも既に経験があるメンバーも、真剣に要件を聞きながらイメージを含まらせます。

マインドマップからコンセプトを制定する

要件の共有の後は、マインドマップを制作しコンセプトを制作するワークショップが開催されました。

新年・辰・ワンコなどのワードから、それぞれマインドマップにて考えを膨らませていきます。考えがある程度広がりコンセプトが固まってきたところで、参考を探しつつラフを制作します。

デザイナーひとりひとりがそれぞれ違った発想で、2024年の年賀状に向き合う姿がありました。

デザイン制作

個々のスタイルでデザインを制作

オリエンテーションの後は、案件の対応の合間で年賀状を制作していきます。提出期限が迫る中、それぞれがスケジュール管理しながらデザインしていました。

デザインの制作のスタイルは、同じデザイナーであれど違います。
デザイナー3名に制作の手順について聞いてみました。

Q:どのように年賀状の制作を進めていきましたか?

デザイナーA

マインドマップでデザインコンセプトにつながるキーワードを絞り込んだ後、ムードボードを作り、目指したい方向性を決定しました。最初は辰年らしさ、年賀状らしさのあるデザインを集め、そこにEVOWORXらしい遊び心やオリジナリティをどう加えていくかを検討しました。方向性がある程度固まったら、手書きでグラフィックと文言の大まかなレイアウトを決定し、その後イラストレーターで細かいデザイン制作・調整を重ね、完成させました。

デザイナーB

デザイン着手するまでには、いつもコンセプトメイキングをしっかり行う派です。辰年の年賀状に関わるビジュアルや情報を収集し、たくさんインスピレーションを受けて、まずイメージを膨らませます。そしてワンコ事業との連携・辰年にふさわしいテーマを決めます。決めたコンセプトに基づいて、ストーリーテリングを強化するよう、取り入れる要素、ビジュアル表現や添えるメッセージなどを工夫して制作を行いました。
最後は余計なものを削ぎ落とし、アクセントを加えることで、強調したい部分をより引き出せるようデザインを詰めました。

デザイナーC

2024年の干支「龍」から連想する単語を書きまくり、その中でもストーリーを載せやすいワードをコンセプトとして選びました。

デザインの方向・世界観はドラゴン(顧客の難題・課題)vs evoworx(受託とワンコnowaチーム)という対比を、雰囲気のある映画ポスター風にイラストで表現することにしました。
アウトプット段階では、龍という大きすぎる敵(難題)であろうとも私たちevoworxは果敢に勇ましく立ち向かっていくんだというストーリーがぱっと見て伝わるような見せ方を模索しつつ、年賀状というイベントを意識した正月感もおり混ぜながら、何度も色味の調整をおこないました。

デザイナーによって進め方に違いがあるのは面白いですね。
それぞれが自分のスタイルで、デザインに向き合っていることがわかりました。

社内コンペ

EVOWORXの全員で年賀状を審査

デザインが揃ったところで、社内投票に移ります。職種関係なしで、気に入った作品・EVOWORXの年賀状にしたいデザインに投票をします。もちろん匿名で作品は発表されるため、忖度なしで作品が選ばれます。

コンセプトも公表され、投票期間中は大盛り上がり。
誰がどのデザインをしたのか想像したり、どの作品が優勝するのかで話題は持ちきりに。

2024年の年賀状に選ばれたのは・・・

社員全員がラウンジに集まり、結果発表されました。
3位、2位と結果が発表されていき、2024年の年賀状に選ばれたのは・・・
こちらの作品!

コンセプトは、「つながり、つながる」。16周年を迎える受託制作としてのEVOWORXと、ともに歩んでいるワンコのwa(輪)を繋ぎ合わせ、ともにつながり輪になってアイディアを巡らせていくことで2024年もお客様に良いクリエイティブを届け、縁がつながっていく様を表現しました。

こちらの年賀状を制作した、入社4年目の斎藤さんに、コメントをいただきました。

デザイナー

斎藤さん

デザインするにあたっては、去年と違う印象にすること、EVOWORX・ワンコnowaらしさを感じれるようにすること、2024年っぽさを出すことを意識し制作しました。

特に今回はシンプルなデザインで紙の種類・印刷方法でも仕上がりが大きく変わるため、かなり考えてそれぞれ選定しました。最終的にエンボスのような質感のある紙と金色の箔押し加工で、インパクトのあるかっこいい年賀状に仕上げることができとても嬉しかったです。

年賀状の印刷

感謝の想いを込めて・・・

最終デザイン調整をして、印刷に移ります。印刷の加工方法もデザイナーが考え、印刷会社を選定し依頼。

実際に印刷された年賀状を手に取ると、金の箔押しが輝いており、新年の始まりにふさわしい年賀状になりました。
また、その年賀状にお世話になった方々へ感謝の想いを込めて社員で宛先を貼りました。

こだわりをもってデザインをする

EVOWORXでは、Web制作に留まらず多岐に渡るジャンルの仕事に挑戦できる環境があります。個々のメンバーが真摯に取り組み、自らのデザインに深いこだわりを持っています。

EVOWORXには「ものづくり」を大切にする仲間が揃っています。