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EVOWORXのWebデザイナーに聞いてみた!仕事にまつわる10の質問

こんにちは!

前回の「EVOWORXの先輩Webディレクターに聞いてみた!仕事にまつわる10の質問」の続編で、今回は、Webデザイナー6人に、Webディレクターの私が気になる10の質問をしてみました。

デザインコンセプトの作成からレイアウト設計、カラーやフォントの選定、ユーザーインターフェースの設計まで幅広いスキルが求められるWebデザイナー。

そんなデザイナーさんたちのデザインに対する想いや、そもそもなぜデザイナーになったのか、中々聞けない質問をしてみたので、是非チェックしてみてください!

どうしてWebデザイナーになったんですか?

世喜
元々美容師だったんですが、次に何しようかな模索していたところ、やっぱり自分はものづくりを生業としたい想いがあり、Webデザイナーになりました。

森本
クリエイティブな仕事をしてみたい、ものづくりに携わってみたいという気持ちがあり、別業界から未経験でWebデザイナーになりました。

斎藤
元々デザインの仕事に興味があり、調べていた際にWebデザイナーの仕事を見つけたのが始りでした。試しにスクールに通って学んでみたところ、面白いと思いそこから勉強をしてWebデザイナーになりました。

吉田:
何か自分の強みを見つけたいと思ったからです。あとは前職でデザイナーと仕事をする機会があった時、当時依頼する立場でしたが、もし自分の手で形にできたら早いし楽しいだろうなと思ったからです。


前職までグラフィックデザイナーとして5年間くらい働いていました。デザインを軸に、クリエイティブの領域を拡張していきたいと思い、紙媒体からWeb業界へ転身してきました。

松井:
手に職をつけたかったというところが1番大きいです。
前職の旅行会社時代、コロナの影響で業界的に仕事が少なくなってしまい、個人でお金を稼げるようになりたく手段を考えた時に、当時趣味でイラストをやっていたこともあり、親和性の高く需要のあるwebデザイナーになろうと考えました。

デザインの楽しさや魅力・やりがいを感じるところは何ですか?

世喜
デザイン提案時にお客さまに喜んでいただけたところだったり、サイトローンチ時のSNSや社内の反応をみるとやりがいを感じます。

森本
課題を解決するための手段(デザインのアウトプット)が一つではないので、人によって異なるアプローチができるところです。

斎藤
分かりにくいものをビジュアルで伝わるものにできたり、「らしさ」を表現することで魅力的に見せられること。それによって認知度向上・売上増・お問い合わせ増などクライアントの求めてる成果が出たり、外部に評価されたりするところ。

吉田:
一番は、クライアントにデザインを満足をしてもらえた時です。 あとは社内のチームでプロジェクトを走り切った瞬間も嬉しいです。


デザインの力で想いが形になること、その過程がとても楽くて魅力的です。 そして手掛けたデザインを世の中に送り出して、いい反響をもらうとやりがいを感じます。

松井:
世界規模で多くの人に見て、使ってもらえるところです。

デザイナーの立場における自分の強みはなんだと思いますか?

世喜
これまでのデザイナーキャリアを活かしたデザイン監修力とアイディア力、あと表現力です。社内でも監修をすることが多いので、そこは強みだと思ってます。

森本
コーポレートサイトを多く経験してきたので、「情報整理」は一つの強みかなと思います。

斎藤
世界観を訴求したデザインが強みです。「らしさ」を見いだしてそれをビジュアルに落とし込みデザインにすることが得意です。

吉田:
柔軟性です。その時々の案件によって、自分に必要な役回りや動き方など、考えて行動するようにしています。


発想力と表現力、そして豊かな感性です。 常に多角的な視点を持って、思考を広げて、新たな発想や表現に挑戦することです。

松井:
妥協をしないところ、あとはデザインが好きなところです。

デザインをする上で、譲れないこと、大切にしていること、こだわりを教えてください

世喜
+αの提案と、デザイナーとして表現したいエゴな部分の入れ込むことです。
あとは細部にしっかりこだわることですね。お客さんが求めてるものを表現するのはもちろんのこと、期待を越えられるよう時間が許す限り、試行錯誤しながら制作しています。エゴな部分はあくまでも少しだけ。 細部に神は宿ると信じている古典的なデザイナーですが、大事なことだと思います。

森本
サイトを一見した時に「らしさが伝わるかどうか」を大事にしています。 コーポレートサイトらしさやECサイトらしさ、また、サイトを作る対象となるブランドや製品のらしさがわかりやすく伝わるかどうかを常に意識しています。

斎藤
デザインでは限られた時間の中で、ベストを出し切る・きちんと試行をすること。またデザインに入る前のリサーチや分析もしっかり行った上でデザインに入ることです。

吉田:
伝えたい情報や想いが、見る人にきちんと届くようにデザインすることです。あとは最後まで力を振り絞ることです。


コンセプトメインキングを大切にしていて、強い芯のあるデザインをすること心がけています。 また基準値を高く設定し、目指すところまで妥協せず、やり遂げることが大事だと思っています。

松井:
ぱっと見印象で、どんな人が見ても70点以上をつけるかどうか。クライアントやエンドクライアントは普段からwebデザインという観点で物事を見ていない人が多いので、説明なしに誰しもがいいなと思えるようなデザインを目指しています。

日常の中でどんなデザインの勉強・情報収集をしていますか?

世喜
日常的には参考書籍、Webサイト、日常に転がっている広告や街のあらゆるモノで情報収集しています。そのほかにプロダクトや名作の意匠なども実際に購入して研究しつつ、展示やアートコレクションなどさまざまなものにアンテナを張ってインプットしています。

森本
SNSで情報を集めたり、デザイン/アートイベントに足を運んでインプットしています。また気になったプロダクトやサブスクのサービスなどは、お金を払って体験するようにしています。あと、会社でデザイン関連の本を購入してもらえるので、重宝しています!

斎藤
デザインギャラリーサイトでのサイト分析、Twitterやブログで発信されている情報を見る、pinterstや雑誌などでグラフィックを見る、グラフィックのトレーニングをしてみるなどです。

吉田:
日常ではWebサイトやグラフィック、動画やSNSなどをチェックすることが多いです。良い展示があれば休日に足を運びます。


クリエイターズの記事やギャラリーサイト、SNSなどをチェックしてトレンドを掴んでいます。 国内外の雑誌や街中のポスターやパッケージデザインといった、Webデザイン以外の分野にも目を向けたり、好きなデザイナー、アーティストの展示を観に行くことで良いインスピレーションを受けています。

松井:
良いとされているデザインをたくさん見ることと、デザインイベントに参加しています!

デザインに役立つおすすめの本を教えてください!

世喜
『ノンデザイナーズ・デザインブック』著:Robin Williams
デザインのノウハウを教えてくれた師匠にいただいた初版本が、最もシンプルでどんな状況でも使える基礎が書かれています。

https://amzn.asia/d/iB3Ohaq

森本:
『無敵のブランディングデザイン』
選りすぐりのブランディング事例が紹介されているのですが、ビジュアルだけでなく、「課題」と「解決策と結果」も端的に記載されているので参考になります。

斎藤
雑誌(GINZA、POPEYE、BRUTUS、Casa BRUTUS、Premium、VoCE、ar、penなど)。それぞれの雑誌がターゲット層に合わせたデザインになっているので、どんなデザインが好まれるのか分かって面白いです。またあしらいやレイアウトも工夫されているものが多く見ているとデザインのヒントになるものが多いからです。

吉田:
『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』著:水野 学
実例が多くて分かりやすく、仕事に取り入れやすい内容も多かったので、直近読んだ本で一番面白かったです。

張:
『レイアウト、基本の「き」』著:佐藤 直樹
入門書にはデザインを学ぶ上で基本となる三要素(レイアウト、書体、カラー)が網羅的に説明されています。基本的にはエディトリアル目線ですが、雑誌とWEBというのはデザインの親和性も高いので参考になる部分が多いです。初心者はもちろん、中・上級者も時おり読み返すとよいと思います。
デザイン会社「Asyl(アジール)」代表であり、私の学生時代の副担当教授の佐藤先生が書いた本なので推したいです。

松井:『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』著:原野 守弘
著者の実体験をベースにアイデアの生み出し方に対する具体的な方法論が多く紹介されており役立つと思います。

オンとオフを切り替えるためのリフレッシュ方法、または休日や帰宅してからの過ごし方を教えてください!

世喜
もっとも頭をリセットできることの一つとしてサウナに週2以上は行ってます。 サウナで頭の中をかなり整理できて仕事に役立てられてると思います。 その他にサーフィンやキャンプ、筋トレなどのアクティビティを中心に仕事とは関係ないものでリフレッシュしています。(多趣味なので、休みはほとんど家にいません。) でもそれ以上に飼っている猫と戯れるのがもっともリフレッシュになってる気がしますね。

森本
歌う!

斎藤
オフは音楽を聴いたり映画を観たり遊びに行ったり、好きなことをしてリフレッシュしています。デザインも好きなので無意識にWebや雑誌などのデザインを見ていたりもします。オンの日の仕事後は好きな音楽を聴いたりゆっくりお風呂に浸かっています。

吉田:
帰宅後はアニメを見ていることが多いです。何かと戦っている人を見るのが好きです。


帰宅後は音楽を聴いたり、YouTubeを観たり、我が家の猫を撫で撫でしたりゆっくり過ごしています。時々おつまみと共に晩酌する日もあります。 休日はお家で美味しいご飯やお茶の時間を楽しんだり、プチ旅行をして頭をリセットしたりしています。 仕事とプライベートどちらも全力を注ぐことで、高いパフォーマンスを発揮できると思っています。

松井:
出社するとオンに、出るとオフになるので意識して切り替えていないです。リフレッシュ方法は好きなこと・やりたいことをやることです。(寝る、Netflix・お笑い鑑賞、旅行、新しいこと)

好きなWebサイトは何ですか?

世喜:
「ニューピース」https://newpeace.jp/
サイトが素敵なのはもちろんのこと、 本当に多くの人が関わっていている中、サイトのクオリティ高く保ちつつ、クローズに持っていけるのが素晴らしいと思います。ローンチ時は、どのページをみても発見と驚きがあり参考と刺激になりました。

https://newpeace.jp/

森本:
「ヘアーアイス」https://hair-ici.com/
こちらのサロンICIさんのサイトは、心地よい空気感の中、ところどころに遊び心を感じるギミックもあり、見ていてワクワクする大好きなサイトの一つです。

https://hair-ici.com/

斎藤:
「株式会社Morght」https://morght.com/
人々の日常生活を豊かにするということを、グラフィカルで動的なラインを用いて日常生活の写真を彩っていくことで、直感的に豊かになっていってることが分かるところが意味もあってとても良いなと思います。また、時間によってサイトの背景の色が変わるところも面白くて好きです。

吉田:
「zozotown」https://zozo.jp/
普段からよく見て、使っているサイトです。デザインも良くて、サービス含めて使いやすいところが好きです。

https://zozo.jp/

張:
「SHUTL」https://shutl.shochiku.co.jp/
伝統性、近未来性、実験性など、デザインに落とし込むのが難しそうなテーマにも関わらず「らしさ」が表現できていて、印象に残るサイトです。ブランドサイトと、記事を連載していくメディアサイトという2つの役割を持ち、素敵な世界観と豊富な情報を発信されていていつ訪れても楽しめるサイトです。

https://shutl.shochiku.co.jp/

松井:
「air bnb」 https://www.airbnb.jp/
デザインはシンプルなのにわかりやすいし使いやすい。特に海外ホストとのチャットに翻訳機能がついている点はありそうでなかった機能なので大変ありがたいです。

「chainGPT」https://www.chaingpt.org/
3DCGで作成されたロボットの動きが魅力的。特にsolutionsセクションでロボットの顔部分が変化することでそれぞれのアイコンを表現していて面白いし、動きがストップモーションっぽさがあるのが可愛い。こんな滑らかな動きのチャーミングなロボットをモデリングできるようになりたいです。

今後の目標は何ですか?

世喜
クリエイティブのとしてのレベルをもっと上に上げていきたいと考えています。(もちろん自分だけでなく社内全体として) 目指すはAwwwards受賞。

森本
自分の代表作と自信を持って呼べるサイトを作ることです。

斎藤
どんなサイトのデザインでも、機能性を保ちつつ「らしさ」を見出してそれを表現できるデザイナーになること。機能性とビジュアルの2つを両立させるデザインは時に案配が難しかったりするので意識してできるようにしたいです。

吉田:
できるだけたくさんの人に見て、使ってもらえるものを、真摯に作り続けることです。


より一層クオリティーの高いクリエイティブを目指し、過去の自分を超え続けたいです。

松井:
デザイン参考サイトに掲載されることです。

最後に、原宿オフィス近辺の一押しランチを教えてください!

世喜:
「TRATTORIA RIDE」https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13153820/
味付けがちょうど良くて気に入って通ってます。 特にエビとアボカドのジェノベーゼがおすすめ。 大盛り無料なのと14時以降はコーヒーか紅茶がついてくるので、気に入ってます。

森本:
「CURRY UP -HARAJUKU-」http://curryup.jp/jp/
味がおいしいのはもちろん、17時までランチをやっているので好きな時間に行けるのが便利です!

斎藤:
「黒うどん山長 原宿店」https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13012969/
お店も落ち着く空間で、うどんもすごく美味しいです。寒い日は特に美味しく感じます。

吉田:
「THE DECK COFFEE & PIE」https://www.thedeckcoffeeandpie.com/
開放的な雰囲気が好きです。いつもコーヒーセットのランチを頼みます。

張:
「がらり 千駄ヶ谷店」https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13005444/
魚が美味しくて、日替わりのお味噌汁二種類がありおかわり自由です。また古民家の落ち着いた雰囲気も好きで、よくランチに行くお店です。

松井:
外ではあまり食べないのでわからないですが、紫金飯店はよく並んでいるのを見るのでいつか行ってみたいです。


以上、Webデザイナーへの10の質問でした!
仕事にまつわることを中心に、色々と聞いてみましたがいかがでしたでしょうか?

情報収集でデザインの展示に行ったりと、デザインに対して真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。また、好きなサイトも同じデザイナーであっても、それぞれ観点が違って面白いですね。

様々な考えや発想をもつデザイナーさんがEVOWORXにはいるため、幅広い業種・サイトを担当できるのだな〜と思いました。

それでは、また!